校内研修研究授業・研究協議会

本校では研究主題「わかる楽しさを味わえる授業づくり~見方・考え方を働かせる算数科の授業」を設定し、研修を行っています。

本日は今年度第1回目の研究授業を5年生で行いました。単元は「形も大きさも同じ図形を調べよう」(合同な図形)です。図形については4年生までに三角形の定義や作図、角の定義、四角形の定義や性質、作図について学習してきました。

この単元ではこれまでの学習を踏まえ、「合同」という視点で図形の考察を行っていきます。図形を重ねると2つの図形がぴったりと重なる(形も大きさも同じ)であるとき、その図形は合同であると定義します。さらに裏返した形も合同であることをおさえていきます。合同な図形を構成要素に着目して考察することにより、対応する辺の長さや対応する核の大きさがそれぞれ等しいことを見出し、「ぴったり重なる」ことを数学的にとらえていきます。

本日の授業では合同な三角形の書き方を理解させていきました。合同な図形を書くためにはどんな条件が必要になるのかをグループで考えます。考えるためのヒントカードはタブレットを用います。グループで考えたことを全体で伝えあっていきます。合同な三角形を書くためにはどんな条件が必要なのか共有することができました。最後は出てきた考えの一つを使って、合同な図形を作図し、作図したものを写真で撮影し、オクリンクで提出しました。子供たちはしっかりと作図できました。

次回は別の条件を使って作図していきます。

研究授業のあとは職員で本日の授業の協議会を行いました。職員同士の話し合いを通し、授業改善も進めていきます。ご指導いただいた指導主事からは「必要感」をキーワードにご指導をいただきました。今後も「わかる楽しさを味わえる授業づくり」を目指し、研修を重ねてまいります。